め
め、はひろい。
目、芽、愛。
たくさんの"め"がある。
めをひらく、という。
目を開く
芽を拓く
愛を啓く
それらはバラバラにあるわけではない。
すべて、同じことを言っている。
目は、芽であり、愛である。
"め"は、大切にたいせつに育ててゆかねばならない。
己の"内"へ、それは育つ。
外へ何かを求めたり、期待してはならない。
みえなくなってしまうから。
めのまえが真っ暗になっちゃうから。
めが"枯れて"しまうから。
外は真っ暗だ。
"光"は己の内にこそ宿る。
あぁ。それは美しい。
目を開くと、今まで見落としていたものに気がつく
(あっ!世界はこんなにも美しい!)
芽が拓くと、新しい命の息吹が起こる
(ほつほつ)
愛が啓くと、生命は大きく育つ
(ほくほく)
すこやかに、のびやかに
ゆっくりと
ささやかな音を立てて