かさ

いつからだろう

 

かさをさすようになったのは

 

いつからだろう

 

あめにあたる新鮮さ

 

その喜びを忘れてしまったのは

 

どうして。

 

きっと、いつしか奪われていた

 

だれにかは、わからない

 

じゃあ取り戻さなくちゃ

 

え?風邪を引く?それでもいいじゃん。

 

それだけ一歩、あめと仲良くなれたってこと

 

からだは、よろこんでるよ

 

聞こえてますか。

 

いつからだろう

 

あめがふる日を嬉しく思うようになったのは

 

あめにあたることへ喜びを見いだすようになったのは

 

それは、今日からでもいい。

 

耳は閉じるな、澄ませ。

 

“それ”は聴こえてくる