かぎりあるものへの感謝

ぼくらはいま、生きていられる

 

いきを吐いて、また吸って

 

そしてまた吐いて

 

吸えなくなったらそのときは

 

このからだとも

 

その手をはなさないといけないときだ

 

いきていられるじかんは、限られている

 

ぼくらはいつか、いきが吸えなくなる

 

からだには、吸える限度があるからだ

 

息を吸うたびに、そのいっかい、いっかいを、からだは命をかけて、紡いでいる

 

吐く息に真心をこめると

 

からだは、“ありがとう”と、応えてくれる

 

ぼくらとからだ

 

感謝し合って、はじめて、“生きる”

 

いきを吐く度に、自らのからだへよびかけよう

 

今日もありがとう、と

 

いきをはく、その中に満ちている、

 

無限の瞬間を

 

いま、味わってゆこう