きず
きずは、つくと痛い
身体がきづいたり、心がきづついたり。
それは、ずきずきと、響いてくる
ぼくらはきづつきながら生きている
人は、その存在だけで、誰かを、なにかを、きづつけてしまう
きづつけ、きづつけられて。
そうして今という一歩がすすむ
だから
きづつくのがいやだ、と逃げようとすると
彼らは追いかけてくる
ずうぅぅと追いかけてくる
そんなときはくるっと回って
ぐわーっときずを受けとめてやろう
きずは、つくと痛い。とっても痛い。
でもその痛み、きずの響き、それらはすべて生きてる証だ
きみはまだ生きてるよって教えてくれるシグナルだ
だから、いやだーっと接するよりも
ありがとう、と
そう、きずに触れてみてはどうか
感謝のこころは、大いなるこころだ。
包み、響き、生かす
そんでもって
「そのきず、いいね」
ってみんなで笑い合えたら、さいこうだな
ぼくたちにはきっと、それができる。